よくある質問

Q テキストをノート化するとは、どういう意味があるのですか?

Aテキスト(基本書)の多くは、どこが試験に出るのかを明確にしていないところがあります。

結果として、太字になっているところや色刷りになっているとか、重要と表記されているとかを基準に、受験生は最初のページから賢明に覚えていこうとするものです。

  しかし、この方法だと脳のメカニズム上、うまく頭に入りません。(シナプスの協力性の問題)

そこで「テキストのノート化」を行います。覚えるべき事項(=試験に出るツボ式重要事項)を主体性を持って特定する作業でもあります。

 脳に確実にインプットできる効果を得られる効果があります。

Q 気分が乗らず、やる気が出ないことが多いです。独学ですが、この状態では難しいでしょうか?

A大丈夫です。
確かに独学をする場合、最大のウィークポイントは継続して学習するモチベーションを維持しにくい、という点です。継続できなければ、どんなに効果的な方法論を使っても意味がありません。

そこで、ツボ式学習法の中では3つの方法を提案します。

強制的にやる気を出す簡単な方法 (←オススメ)
 とにかく簡単です。
脳科学にかなった方法です。毎日使ってもOKです。

「やる気脳」に体温を与える方法
 あなたの「記憶の中に眠る資産」を活用してやる気を出す方法です。

モチベーションの仕組みを活かして、ノリノリになる
 基本はこれかもしれません。
脳の性格上、各脳が役割をしっかりと果たしてくれればモチベーションは上がることがはっきりしています。
社労士試験合格のために、このメカニズムの活かし方をお伝えします。

Q 社労士の勉強をはじめましたが、そもそも法律になじめなくて、脳が拒否しているかのようです・・・(汗)

Aいきなり法律の条文から始めるのではなく、まずはそれぞれの法律の「制度の趣旨」をわかりやすく書いてある参考書を使うのも一つの手です。

法律になじんで理解から入ることで、記憶定着のサポート役としても使うことができます。

 ツボ式学習法では、このときに役に立つ市販の教材もお伝えします。

Q すでに予備校に通っているのですが、ツボ式学習法のメソッドは使えるのですか?

Aこちらもよくご質問をいただきます。
すでに予備校のテキストで学習を始めている方もいらっしゃると思います。

結論から言うと、予備校のテキストは、ツボ式学習法の方法に当てはめて使えます。

ツボ式の「サブノート化」ができますので、安心して活用してください。

Q 社労士試験は理解力が大事ですか、暗記力が大事ですか?

A法律の試験だから理解が大事、と思うかもしれませんね。
しかし、社労士試験に限っては「暗記の試験」です。

その理由は、試験で問われるのが「知識の正確さ」だからです。

択一式では、条文の文言がほとんどそのまま出されることも多く、数字、許認可権者、届出先などに落とし穴が作られます。

具体的な事例が出されるのは、徴収法のごく一部などにすぎません。

多くの方が苦手意識を持つ国民年金法や厚生年金法では、その傾向が強く、解釈例規(通達)すら出題されません。

現行の年金制度は大変複雑ですが、その複雑な制度の仕組みが問われるのではなく、枝葉の規定についての「正確な知識」が問われるのです。

また、届け出の期限はよく出題されますが、5日後であったり10日後であったり、これはそう最初に決めたというだけで明確な理屈はなく、暗記していないと正解が選べません。

まさに覚えているか否かで合否が決まる試験だといえるでしょう。

事実、私自身、受験勉強の際は、年金の仕組みはよく理解していませんでした。
力技でねじ伏せたようなものです。

 試験の出題が理解力ではなく、「暗記力」を問う以上、合格のためにその力を伸ばすことが求められます。

Q 予備校の講義を聞いているときは分かった気になるのですが、覚えることができないです。

A「理解はできるけど、記憶ができない」よく受験生がおっしゃることです。
理解は記憶の助けにはなるものの、自然と記憶できるわけではありません。

 社労士試験では正確な知識が問われます。

例えば、年金制度の複雑な仕組みの理解ではなく、枝葉の規定についての「正確な知識」が問われます。

選択式が条文から出た場合など、キーワードの穴埋めもそうですね。

 つまり、知識を「正確に覚えているかどうか」を問われる試験なのです。

 だからと言って、単純に繰り返して覚えようとしても効果的ではありません。
限られた時間の中で効率的に覚えるための科学的な記憶法があります。

社労士試験にもピッタリですのでぜひ使ってください。

Q 法改正はどのように勉強したらよいですか? 予備校の単科講座を利用した方がよいですか?

A単科講座もよいですし、時間の無い方は市販の教材でも十分間に合います。
ツボ式学習法では、その年度に特化した法改正の推奨教材も示しますし、また試験に出る法改正事項を探すためのツールも紹介します。

Q 市販の教材と予備校のテキストだと、予備校のテキストの方がよいでしょうか?

A予備校の「テキスト」についてはどういうイメージを持っていますか?
・・・長年のノウハウの蓄積、最新の出題傾向分析を元に検討に検討を重ね、最も試験に出る確率の高い内容を厳選している、分かりやすさ・見やすさなどいろいろな意味で市販教材と一味違う・・・と思われるかもしれません。

 しかし、それが違うのです。

 例えば、教材の制作スタッフです。

誰もが知っている有名予備校でも、試験に合格していない「ベテラン受験生」と言われるアルバイトのスタッフが、教材を作ったりしています。

これは資格試験の予備校では普通によくある話です。

 これだけが原因ではありませんが、ホームページ上でもご説明しました通り、合格という観点からは、様々な要因で「無駄な部分が多いテキスト」ができあがっていくのです。

 では市販の教材が一番良いかというと、そこは一長一短があります。

結論としては、予備校テキストでも市販の教材でも、試験に出る項目だけを学習することが最も大切です。

Q 坪先生は「模擬試験を信じすぎないように」と警鐘を鳴らされていますが、これはなぜでしょうか?

A実は、受験経験がある方は分かっていることですが、模擬試験では受験生にとって相当面食らう問題が出されます。
自校のテキストにも載っていない問題もバシバシ出されます。

当然、はじめて模試を受けた受験生は混乱し、半ばパニックになります。
当然点数は取れないですし、「まじめに授業について来たのに予備校に裏切られた」「今年の試験は見送ろう・・・」とまで思ってしまう受験生もいます。

 一方で、要領のよい受験生は「これは捨てる、これも捨てる、ここは押さえる」とうまく難問・奇問をスルーできるものです。

 ちなみに、なぜ急にそのような問題を出題するかというと、本番では誰も知らない問題が出るため慣れておくという意味もありますが、もう一つ、「マイナーな論点で本番の出題を当てにいく」ためです。

 多くの受験生が知らなかった問題を模試で出題し、本試験で的中させた場合、ネット上で評判になります。

「あの予備校はあんな難しい問題を当てた!」

その評判につられて入塾希望者も増えるわけです。

しかし、マイナー論点はあくまでマイナー論点です。
そこで合否が決まるわけではありません。
合格するのが目的なわけですから、潔く「出題可能性のほとんど無い問題」は捨てて下さい。

 基本的な重要事項(ツボ式重要事項)で十分合格ラインは突破できますので、模擬試験の結果で受験を諦める必要は全くありません。

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